あらいぐまの独学奮闘記

効果的な資格勉強法・家計改善法を探求する著者あらいぐまの奮闘記。

仕事が苦しくて辛い人へ

学生から社会人になると1日の時間の大半が「仕事」に拘束されてしまいます。『自分の仕事が好きで好きで仕方がない』という方なら別ですが、一般的に、仕事では労働内容や人間関係などで悩み、苦労するケースが多いのではないでしょうか。

 

拘束時間が長い仕事において、あまりに苦しみが長期化すると、段々と「仕事のために生きている」状態になり、今後の自身の展望が見えにくくなってしまいます。

 

私の場合、新卒の時に第一志望だった企業に内定をもらい、嬉々として入社したのものの、長く苦しい期間が続きました。直属の上司は仕事を教えてくれず、派遣の職員からは悪口を言われ、仕事の流れがわからないため、残業になってしまうと、ミーティングが開かれ、残業抑制のための話し合いが行われました。ほとんど嫌がらせですね。

 

そのミーティングでは、残業が起こる原因として「スキルの欠如」という至極もっともらしい結論で締め括られました。仕事もロクに教えられもしないのに、スキルの欠如と言われてしまってはたまったものではありません。このような立場の弱い職員に対して、経験豊富な職員達が寄ってたかって足蹴にするという構造は多くの企業であるのではないでしょうか。

 

さすがに気丈な私でも、毎日毎日そのような状態が続いたことで、段々と精神的にネガティブになっていきました。毎朝会社に行くことに異様に緊張し、仕事が終わらないため休日にも会社に行きました。そして運良く休めた日は死んだように眠るという、そんな毎日を繰り返していました。

 

『辞めたい』『逃げ出したい』そんな思いばかりが募り、段々と家族のいる実家に帰省する気力も無くなっていきました。その頃から身体に湿疹が出来始め、自分の限界を感じ始めていました。

 

しかし、段々と馬鹿にされ続けてばかりでは、あまりにも悔しすぎると思うようになり、DVDで「半沢直樹」を擦り切れるまで見ては、倍返ししてやる!と怒りのパワーで自分を奮い立たせ、会社に行っていました。自分にごまかしごまかしやっていましたが、この頃は本当に苦しかったです。

 

そうして約1年半、徐々に仕事の要領も分かり始めてきました。また、倍返しするには、自分自身に実力が必要だと思い、資格やビジネス書籍で色々と勉強していた成果も出始め、最終的に社内の成績トップになることができました。少しは意趣返しできたかな、という思いでした。ただ、今度は成果を出したことで非常に忙しい部署に回されることになりました。

 

異動後は毎日夜遅くまで残業し、寝る時間も日によってはほとんどありませんでした。さらに、多くの部下を辞めさせてきた上司にも当たり、『自分はこうやって後何十年も生きていくのか』という空虚感に襲われていきました。寝不足とストレスが長期化すると段々と思考力がなくなっていきます。何のために生きているのかわからなくなっていました。

 

最終的に、私は転職を決意し退職。心身共に疲弊した上、自分が今後何をやりたいのかわからないままの退職でした。しかし、久しぶりに休みを充分にとれたことで段々と心がリフレッシュしていきました。

 

資格の勉強をしながらハローワークに行ったりネットで検索したりして、結果的に良い転職先を見つけることができ、現在に至っています。もちろん現在でも苦労がないわけではありませんが、転職を経験したことで少し世界が広がりました。

 

昨今、様々な働き方改革が行われているにも関わらず、「過労死」のニュースが後を絶ちません。私のこれまでの苦しい時を考えると過労死一歩手前だったと思います。そのため、仕事が原因で亡くなってしまった方々を見ると本当に胸が痛みます。

 

多くの場合において、過労死の裏にはセクハラやパワハラなどのハラスメントがあります。ハラスメントは簡単には解決しにくい非常に厄介な問題です。やっていることは犯罪なのに、それが会社内で行われていると中々糾弾できません。

 

特効薬的な解決策はないですが、ボイスレコーダー等で証拠をできるだけ集めて外部の機関に相談することをおすすめします。ハラスメントや残業代の未払いは、本来違法なことですが、証拠がないと明るみにすることが難しいのが現状です。なお、ヘルプラインなどの内部の相談機関は、逆に悪い結果になることもあるので、慎重に検討する必要があります。

 

もし、あなたが仕事が苦しいという場合は、その原因を一度紙に書き出してみることをおすすめします。紙に書くことで、頭で漠然としている不安や苦しみ、恐れを具体化することで解決すべきことが明確になります。

 

そしてその原因は、自分の努力や誰かの協力による人為的な働きかけ、また時間で解決できるものなのかどうか、それを判別してください。もし、いずれでも解決できない場合、辞めてしまう方が得策かもしれません。自分の心身を最優先にすることが何よりも大切だと思います。

 

その際、親や友達など『周囲の人達はもっと頑張っているから』と我慢する必要はありません。人によって置かれている状況は違いますし、忍耐できるキャパシティも違います。例え、その仕事を辞めても人生が終わるわけではありません。もっとあなたが活躍できる舞台が絶対にあるはずです。

 

自分自身の心の声がまだ聞ける状態の時に、是非一度立ち止まって考えてみて欲しいと思います。